ヤクルト由規が2勝目 父親の“アクシデント”が一役買う
14日の楽天戦に先発した由規(27)。6四球と制球に苦しみながらも7回1失点で今季2勝目を挙げた。お立ち台での「とにかく仙台人らしく粘っこくいきました」という相手の楽天を意識したコメントには、余裕すら感じられた。
ヤクルトは交流戦14試合目にして初のホームでの勝利。由規は試合後、「四球が多かったけど、伊藤(智仁投手)コーチに『四球は何個出してもゼロに抑えれば問題ないから』と声をかけられて開き直れた」と振り返った。さらに、精度を高めているフォークについては「前に比べたら首を振って自分の意思で投げている部分もあるので、自信になってきたのかなと思う」と話した。
その一方で、自身の課題については「技術面以上に精神面にある」と、こう分析する。
「前回(1日のオリックス戦)は、変化球ありきのストレートになってしまっていた。ピンチになるとどうしても腕が“緩む”ので、そこをしっかり振り切るように意識しています。精神的に追い込まれて、ピッチングに変化が出て不安定になるのが自分の課題なので、もっと大胆な気持ちで投げなきゃなと」