巨人由伸監督のクビ絞める “生命線”マシソンの登板過多
4年連続60試合以上、昨季は70試合に登板している鉄腕だ。文句一つ言わず、連投や回またぎもいとわない性格も特A。そんな超優良助っ人が今季限りで巨人を去りそうな事情も、登板過多に拍車を掛けているのではないかと、さる球界関係者がこう言った。
「首脳陣は普通なら無理はさせないところだが、本人の生真面目な性格を利用しているのではないか。昨オフに帰国する際、マシソンが『来年は巨人でプレーするつもりだけど、子供が大きくなって、お父さんがメジャーリーグで投げている姿を見せたいと思うようになった』と発言。来季からのメジャー復帰が既定路線となっている。昨季のセーブ王・沢村は現在遠投を行っているが、いまだブルペンには入っていない。オープン戦で頭部死球による危険球退場を食らい、これが原因で投球練習ができないというイップス疑惑もある。それなら今季限りのマシソンに無理をしてもらおうということでしょう」
現在の防御率は1.99ながら、今月に限ると6.14。ただでさえ勤続疲労による故障で離脱した山口鉄に似た状況になっているところに、登板間隔が短くなるであろう先発陣の尻ぬぐいが、さらに増えそうなのだ。「近代野球は勝利の方程式が何より大切」が持論だった原前監督は「マシソンは巨人の生命線」と話していた。この助っ人がコケたら、巨人は今以上の窮地に陥る。