全米女子OPは韓国勢一色…プロが指摘する日本プロとの差
■日本でも韓国旋風は続く
全米女子OPをテレビ観戦した並木俊明プロが日韓選手の違いについてこう言う。
「韓国選手はみんなスクエアグリップでスイングにクセがない。トップのおさまる位置がいつも同じでスイングプレーンもシンプル。手を使わず体の回転で打っているのでインパクトの再現性が高い。このスイングなら、腰が止まらなければ大きく曲げることはない。どんな時にも表情を変えない気持ちの強さも韓国選手の特徴です。同週に国内で行われていた女子の大会では、上位争いしている日本選手でもボールを曲げるし、ミスをするとふてくされたような表情を見せる。これでは世界の舞台で勝負になりません。スイングに話を戻せば、韓国選手はゴルフを始めた時に教わる指導者がいいのです。成長に伴い、自分に合わないと思えば次のコーチを探す。この点は日本の女子プロも学ぶべきです」
国内ツアーで人気のイ・ボミ(28)やキム・ハヌル(28)は、米国で通用しないと諦めて日本でシコシコ稼いでいるわけだが、日米とも韓国旋風はまだまだ続く。ゴルフマスコミはアン・シネ(26)ばかり追いかけるのではなく、世界で通用する選手を育成できないプロやアマ団体の尻をたたくべきだ。