巨人は虎視眈々 中日主砲ゲレーロめぐり今オフ大争奪戦も
「日本で30本塁打を打ったとしても、すでに30歳を迎え、ポジションは左翼か三塁。メジャーの球団はあまり関心を抱いていないようです。今後も日本で活躍してバリバリ稼ぎたいのです。同僚のビシエドが昨オフ、1億7000万円プラス出来高の2年契約を結んでいるのはもちろん、同じキューバ出身のデスパイネ(ソフトバンク)が今年から3年総額12億円以上といわれる大型契約を結んだことも、大いに刺激を受けている」(前出の関係者)
中日は基本的に来季残留を希望しているようだが、米ナ・リーグ球団のスカウトはこう話す。
「ゲレーロと同じ1年契約のロメロ(オリックス)が、オリックスとの下交渉で今季年俸85万ドル(約9500万円)から4倍程度の大型複数年契約を提示されているそうです。ロメロは打率・294、16本塁打、40打点でこの破格の契約ですから、これがゲレーロ側を強気にさせるのではないか。資金力豊富な球団しか手を出せませんよ」
そこでゲレーロ争奪戦に浮上してくるのが今季、リーグワーストタイの303得点、リーグ5位の打率・243と貧打に悩み、Bクラスに低迷する巨人だ。