巨人は虎視眈々 中日主砲ゲレーロめぐり今オフ大争奪戦も
巨人の助っ人野手で残留が濃厚なのはマギー(34)だけ。この日、二塁、遊撃が本職のクルーズ(33)を楽天に金銭トレードし、主に左翼と一塁を守るギャレット(36)は二軍暮らしが続いて今季の一軍出場はゼロ。今オフで解雇される可能性は高い。
■阿部に変わる新4番
「巨人は大ベテラン阿部(38)が満身創痍で、新しい4番は喉から手が出るほど欲しい。広いナゴヤドームが本拠地で30本以上の本塁打を打つというなら、狭い東京ドームであれば40本は期待できる。ゲレーロは今季、東京ドームでは本塁打こそ2本ですが、打率・391を誇るなど相性がいい。さらに、首位を独走する強敵の広島戦で最多の7本塁打を放っていることも評価を上げる要因になっています」(某セ球団編成担当)
某球界関係者は、「ゲレーロを欲しいのは巨人だけではない」と、こう続ける。
「一軍戦力の助っ人野手がデスパイネしかいないソフトバンクや、近年は観客動員が大幅に増え、経営が大幅に改善しているDeNAが動く可能性は十分にある。中でもDeNAは、三塁レギュラーとして期待されていた新助っ人のシリアコが不調に終わった。主砲で左翼手の筒香にメジャー志向があり、近い将来、入札制度を利用して移籍する可能性がありますから」