選手に好影響 アジア杯女子バスケV3にHCの“鬼しごき”
アジア杯(インド・バンガロール)で3連覇を達成し、18年スペインW杯(旧世界選手権)出場を決めた女子バスケットボール日本代表が31日、凱旋した。
今大会からオセアニア諸国がアジア枠に加入。世界ランキング4位の豪州を決勝で下しての優勝に吉田亜沙美主将(29)は「目標とする東京五輪でのメダル取りに向けていいスタートが切れた」と振り返った。
今大会は8強入りしたリオ五輪でもチームを牽引した吉田が膝の故障で準決勝の中国戦、決勝の豪州戦で欠場を余儀なくされた。吉田に代わってポイントガード(PG)に起用された町田瑠唯(24)が、吉田の穴を埋めて試合をコントロール。代表初選出の水島沙紀(26)が3ポイントシュートを量産(決勝で7ゴール)した。東京五輪に向けて抜擢した若手や新顔が期待に応えた。
町田や水島らが結果を残したのは、リオ五輪後に就任した米国出身のトム・ホーバス・ヘッドコーチ(50)の厳格な指導も一因だろう。
■「思い切ってプレーができる」