“脱貧打”狙う巨人 来季打撃コーチに井端Cの配置転換浮上
■「守備走塁じゃもったいない」
高橋監督と同じ42歳でプロ入り同期生。一昨年10月に“由伸が辞めるなら自分も辞める”と現役引退し、指揮官たっての希望で内野守備走塁コーチに就任した。当然、高橋監督の信頼は厚いのだが、監督の周辺では「守備走塁の指導だけじゃもったいない」という意見が多いのだ。
現役18年で1912安打、通算.281の打率を残している井端コーチは右打ちの名手としても知られた。選手内では、技術論はもちろん、配球の読みにも長けていると評価される。現役時代の井端コーチが得意とした小技やねちっこい打撃も今の巨人打線に足りない部分と高橋監督も評価しているともっぱら。「井端打撃コーチ」で来季の巨人打線はがらりと変わるか。