Bリーグは人気なれど…男子バスケ代表強化は先行き不透明
創設2年目を迎える男子バスケットボールのBリーグ。昨11日は初代王者の栃木など全18チームの主将が、29日の開幕に向けて会見した。
1年目の昨季は観客動員数226万2409人(B2含む)を記録。会場の収容人数に差はあるものの、244試合で満員を記録するなど、まずまずの船出を見せた。Bリーグは全試合のネット中継を5000円で視聴できるプランを投入するなどさらなる人気、市場拡大を図っている。
大河正明チェアマンは「代表が強くならないといけない」と男子日本代表の強化も人気定着の課題の一つに挙げたが、先行きは不透明だ。
今年11月には2020年東京五輪出場権(開催国枠は18年国際バスケットボール連盟理事会で検討)がかかる19年W杯アジア地区予選(東京ほか)が行われる。4チーム中、上位3チームが2次予選に出場するが、同組は豪州(世界ランク10位)、フィリピン(同27位)、台湾(同48位)と格上ばかり。
48位の日本と同位の台湾は、国籍取得したNBA選手が代表入りするなど強化を図っている。ここでW杯出場権を逃すようなら、人気に水を差すことになりかねない。