現場復帰に意欲 落合監督という“劇薬”を飲む球団は出るか

公開日: 更新日:

 ウワサされた仰天人事は実現しなかった。

 20日、オリックスが福良淳一監督(57)の来季続投を発表。遠征先の仙台市内で球団から要請され、「快諾しました。このまま終わるわけには(いかない)というのはある」と受諾した。福良監督は2015年に途中休養した森脇監督に代わってヘッドコーチから監督代行に“昇格”。翌16年に監督に就任した。しかし、監督1年目は4年ぶりの最下位に沈没。巻き返しを誓った今季も4位(20日現在)に低迷、8月には早々とCS進出の可能性も消滅した。1年契約の福良監督には当然のことながら進退を問う声が上がり、球界の一部ではその後任候補に、あの落合博満中日GM(63)の名前が取り沙汰されていたのだ。

 その落合氏、11年限りで中日監督を退任。13年に復帰したGMとしては成果を残せず、袋叩きに遭ったものの、現場復帰への意欲はいささかも衰えていない。さる17日には、久々に民放局の情報番組に生出演。司会者から「もうユニホームは着ないんですか?」と聞かれると、「そういう話があれば考えます」と笑顔で即答。「喝!」でお馴染みの張本勲氏から、「来年、3つくらい(監督枠が)空くからね。最後のご奉公で、いいチームをつくってもらいたい」と後押しされ、うれしそうに笑っていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…