ケガを抱えても無理を 清宮の強メンタルがプロではアダに
「1年夏の甲子園では、左手親指を骨折した直後、テーピングをしただけで本塁打を打った。右肩にも痛みを抱えていたが、報道陣にはおくびにも出さなかった。直後のU18のチェコ戦前に左膝を痛めたものの、代表の西谷監督(大阪桐蔭)には『テーピングをすれば大丈夫です』と軽症を強調して志願出場。しかし、痛みがひかずに途中交代することになり、西谷監督から『そういうことはもっと早く言わないといけない』と注意されたほど。さすがに翌日の試合は欠場しましたが、少々のことでは痛いかゆいを口にしない。多少の無理は無理と思わないのです」(アマ担当記者)
■「自分のモチベーション」
3年時のU18では、両太ももに張りが出た。肉離れも懸念されたほどだが、「調子が上がってきた証拠」と素知らぬ顔で試合に出た。
プロでは、早実の大先輩である王貞治(現ソフトバンク球団会長)が持つ世界記録の868本塁打を「目指せるくらいの選手になりたい」と話した。メジャーリーガーになる夢もあるし、1年目から一軍でバリバリやりたいと思っている。