日馬富士の素顔と評判…油絵が得意な院生横綱がなぜ暴行
「日頃は温厚で、モンゴル人力士のまとめ役のような存在。飲み会の音頭をよく取ってるし、仕切り屋タイプだね」とはこの関係者だ。
06年に事故で他界した父親は元警察官。まじめで勉強熱心でリーダーシップも備えた性格はしかし、ときとして災いする。
「いい加減なことが許せないというか、妥協できないというのか、なにかの弾みで激高することがある。例えば昨年9月場所直前の稽古総見。日馬富士は当時大関だった稀勢の里の気のない取り口に怒り心頭。しょせん稽古なのにダメ押しまで見舞ったほど。土俵の外でも、酒が入ると妙に怒りっぽくなると評判だったね」(ある親方)
もっとも、どんな理由があろうと、ビール瓶で人の頭を殴るなんてのは言語道断。これまで築いてきた地位も評判もすべて吹き飛ぶ可能性もある。