四大陸も欠場 羽生は“ぶっつけ本番”で4回転を捨てるのか
強化部長は間に合うと断言した。
24日、平昌五輪代表最終選考会を兼ねたフィギュアの全日本選手権が閉幕。女子の五輪代表は優勝の宮原知子(19)と2位の坂本花織(17)。男子は大会連覇の宇野昌磨(20)と2位の田中刑事(23)。そして今大会を欠場しながら実績を考慮された羽生結弦(23)の3人に決まった。
小林芳子フィギュア強化部長は羽生の代表入りについて「今はケガをしているが(五輪には)間に合う。ジャンプはしていないが、16日に氷にのった。(来年1月下旬の)四大陸選手権の代表には入っていない」と言った。
羽生は先月、NHK杯の公式練習で右足首を負傷。右足関節外側靱帯損傷と診断され、ケガから1カ月以上が経った現在もジャンプ練習を再開できていない。開幕まで50日を切った平昌五輪はぶっつけ本番になる。
羽生は、昨季の全日本選手権も欠場。このときはインフルエンザが原因で、2カ月のブランクを経て、翌年2月の四大陸選手権で復帰。銀メダルを獲得したものの、4回転ジャンプでミスを連発した。今回はケガによる離脱とあって、プログラム構成に「足首への負担軽減」という条件がつくことになる。