平昌2冠ある スピードS小平奈緒の強さを元五輪代表が解説
日本勢初の2冠達成に注目が集まっている。
小平奈緒(31)は今季のW杯で向かうところ敵なし。開幕戦(2017年11月)のヘーレンフェイン(オランダ)大会から同12月のソルトレークシティー(米国)大会まで500メートル、1000メートル合わせて10勝をマーク。12月には好タイムを連発し、500メートルでは日本新(36秒50)、1000メートルでは世界新(1分12秒09)をたたき出した。
長らく日本女子を牽引してきたが、14年ソチ五輪で惨敗(500メートル5位、1000メートル13位)し、スピードスケートの本場オランダに単身留学。98年長野、06年トリノ五輪1000メートル金メダルのマリアンヌ・ティメルら、オランダ人コーチの指導を受けて滑りを磨いた。スケート王国での2年間の修行では技術的なことに加え、より効率的な力の伝え方を身につけたという。
01年世界ジュニアスピードスケート選手権覇者で10年バンクーバー五輪代表(1500メートル)の土井槙悟氏は今季の小平の強さについてこう説明する。