平昌2冠ある スピードS小平奈緒の強さを元五輪代表が解説

公開日: 更新日:

「体のバランスの良さや、ブレード(刃)のマッチングが安定した滑りを生んでいます。ソチ五輪後、上半身、下半身ともバランスよく鍛えて体幹を強化したことで、滑る際に体の軸がぶれなくなりました。無駄な動きが減った分、タイムも伸びて、100メートルのラップタイムはソチ五輪までの10秒5~6から10秒1~2まで上がった。特に500メートルでは、最初の100メートルのスピードが後半の伸びにつながっている。1000メートルに関してもいえることですが、1500メートルにも挑戦していることでレース終盤もラップタイムは落ちず、持ち前のスピードを生かした滑りができています」

 小平は500メートル、1000メートル、1500メートルの3種目に出場予定。1500メートルではW杯4連勝中の高木美帆(23)との一騎打ちも予想される。

「今季の高木は靴と氷が接地する時間が長くなり、体重移動もスムーズで効率のいい滑りができている。1000メートルは高木、小平のワンツーフィニッシュもあり、小平は500、1000メートル、高木は1500メートル団体追い抜きと合わせて2冠達成も決して不可能ではないと思う」(前出の土井氏)

 スピードスケートの表彰式では連日、日の丸が掲げられそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭