ヤンキースGM「ローテ投手に満足」ダル争奪戦から撤退へ
FAの目玉右腕に位置付けられながら、依然として新天地が決まらないダルビッシュ有(31=ドジャースからFA)。
ここにきて、移籍先の有力候補とみられていたチームが撤退したという。
21日付のボストン・グローブ(電子版)によれば、ヤンキースのキャッシュマンGMはダルを「メジャーを代表する投手のひとり」と評価しながらも「我々のローテーション投手に大変、満足している。(ダル獲得は)我々にとって何も意味がないことだ」と話したという。
ヤンキースの今季の先発陣は昨季14勝(6敗)でサイ・ヤング賞候補に挙がったセベリーノ、田中、グレイの3人の右腕に、サバシア、モンゴメリーの両左腕。実績のないモンゴメリーは未知数だが、他の4人は故障さえなければ、勝ち星が見込める。キャッシュマンGMは、これ以上の先発投手は不要と判断したようだ。
複数の米メディアの予想ではダルの契約は6年総額130億円規模とされる。記事によれば、高給取りのダルを獲得すればぜいたく税の支払い義務が発生することも、ヤンキースが獲得を見送った理由だとしている。