裁判記録に記載 貴乃花親方“付け人殴打10発”の一部始終
元付け人は16年の7月場所中に、貴乃花親方から、「最近、バスカ(貴ノ岩の愛称)どうだ?」と聞かれ、続けて「親方な、バスカの友人と宿舎のトイレで鉢合わせたんだ。そういうことはよくあるのか?」と質問された。
元付け人が「そうですね」と答えると、貴乃花親方はこう言ったという。
「そうか。もうアイツは十分稼いだから、そろそろいいだろう。引導を渡してやろうか」
その7月場所中、普段は稽古場で細かく注意する貴乃花親方が、貴ノ岩に対しては何の指導もしなかったという。
陳述書に記されている数々の証言は、果たして本当なのかどうか。
日刊ゲンダイは、これらの証言が事実かどうか、貴乃花部屋に電話取材をするも、「この電話は迷惑電話防止のために録音されています」という音声が流れたきり、呼べども誰も出ず。やむなく留守番電話に用件と連絡先を残したが、5日午後11時の時点で折り返しはなかった。