裁判記録に記載 貴乃花親方“付け人殴打10発”の一部始終
元付け人は事情を説明して謝罪したが、貴乃花親方に胸ぐらをつかまれ、往復ビンタを10発ほど浴びたうえ、拳でも顔面を10発以上殴られたという。
口の中は切れ、血しぶきが飛び散った。下着姿だった貴乃花親方のTシャツにも返り血が付着した――。
以上が、元付け人が師匠に振るわれた暴力の一部始終らしい。
■「引導を渡してやろうか」
貴乃花親方のターゲットとなったのは、元付け人に限らない。あるときは指輪をした手で弟子の顔面を殴り、目の上をパックリ割ったこともあったという。この件についても、部屋のみんなが知っている、と元付け人は証言している。
陳述書には貴乃花親方の発言についての記述もある。
日馬富士傷害事件の被害者である貴ノ岩は、地方場所の際、宿舎に同郷のモンゴル人の友人を連れ込んで、宿泊させていた。宿舎は関係者以外、立ち入り禁止にもかかわらず、だ。しかし、あるとき、その友人が宿舎で貴乃花親方と鉢合わせてしまった。