日本勢に衝撃…ショート斎藤慧の薬物違反に“見せしめ説”
「カヌーの忌まわしい事件が、ドーピングにおいては後進国である日本で起きたことにWADA(世界反ドーピング機関)も驚いたはずです。クリーンだった日本で近年、薬物汚染が急速に進んだのは、2020年に東京五輪を控えていることが大きい。WADAもIOC(国際オリンピック委員会)も、五輪期間中はもちろん、開催前にも日本で薬物違反者がゾロゾロ出ては困る。斎藤は1月29日の合宿中に受けた検査では陰性だったし、4人が出場するリレーの補欠。ここにきて禁止薬物を使うメリットは確かにない。本人が言うように、不可解な点もある。薬物違反者が増えてきた日本に対しWADAは、ドーピングへの意識を高めるために、斎藤をスケープゴートにしたのではないかと言う人さえいます」
斎藤のドーピングの真偽はともかく、禁止薬物に手を染める日本選手は増えているのかもしれない。
13日に行われたスピードスケート、ショートトラック男子5000メートルリレーの日本代表は予選落ち。5~8位決定戦に回った。