バスの案内も一切なし 平昌はケチケチ“節約五輪”だった
現地に来た日本人からは「英語が通じない」という声を聞きました。例えば<Ice Hockey>を、日本人はカタカナ英語で「アイスホッケー」と言いますが、韓国では「アイスハッキ」と発音します。<Curling>は「カーリング」と「コルリン」。<Figure Skating>(フィギュアスケート)に至っては「ピギョスケイティン」です。
韓国はもともと案内表示が少なく、「わからないことは人に尋ねる」というお国柄です。多くのボランティアが寒さに耐えながら、街や競技場周辺の随所に配置されていますから、わからないことは最初に聞くべきでした。
でも、外国人は先の理由から会話にならないケースも多々あるようです。
ボランティアは女子大生が目立ちます。韓国は有名大学を出ても就職が厳しい。ボランティアは五輪関係団体の人と接する機会がありますし、活動自体は就職・転職の際にセールスポイントにもなるからでしょう。
五輪グッズですが、韓国には日本のようなお土産文化がないので、小分け包装のお菓子などはありません。ぬいぐるみ、キーホルダーなどのキャラクター商品が中心でアイテム数はわずか。
市内や空港にある売店もとても小規模です。ここでも「節約五輪」を実感しました。