日ハム清宮 136キロを打っても「開幕はまだ早い」のワケ
また打った。日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎(18=早実)が1日、本拠地・札幌ドームで行われた台湾ラミゴとの交流試合で2日連続の二塁打を放った。
この日はスタメンから外れたものの、四回表の守備から中田に代わり、「4番・一塁」で途中出場。五回裏2死走者なしから、相手左腕の真ん中の直球を捉えると、打球は中堅フェンスに直撃する二塁打となった。黄金ルーキーの本塁打性の一打に本拠地は大歓声。続く5番・太田の中前適時打で二塁から巨体を揺らして生還し、この日は3打数1安打。
中日、横浜などで活躍した評論家の門倉健氏がこう言う。
「札幌ドームのデビュー戦で打つんだから大したもの。ただ、この日の台湾チームの投手レベルはお世辞にも高いとは言えない。左投手とはいえ、打ったのは真ん中寄りの136キロの直球。開幕までに各チームの2本柱、3本柱といわれる一線級の投手にどう対応するか。ポイントは、平均140キロ台後半の直球と球威がある投手の低めの変化球への対応です。新外国人の打者を見る時、これができるかできないかで、日本球界での適応力がだいたい分かるといわれています」