マリナーズで再出発も イチロー待ち受ける古巣の意趣返し

公開日: 更新日:

 本塁への返球を捕手がお手玉して逆転を許したときなどは、あからさまに「やってられない」という表情を浮かべ、「見た通りですね。(捕手の力は)あんなもんでしょう」と言い放ったこともある。

 そのため当時の選手からは「チーム内にヒットを打つことしか考えていないヤツがいる」「ぶん殴ってやりたい」という声すら上がった。

 12年シーズン中のヤンキースへのトレードはイチロー自身の志願といわれるが、他の選手たちとの間にできた溝が決定打になったからだという指摘もある。当時の選手のほとんどはいなくなったが、エース格でチームのボスといわれるフェリックス・ヘルナンデス(31)はいまだ健在。当時のイチローを熟知する牢名主みたいなのがいるだけに、彼らとの関係は心配だ。

■地元メディアからは「若手を使うべき」の声も

 メディアとの関係がネックになる可能性もある。

 イチローはマリナーズ在籍時、ロッカールームで報道陣に背を向けて話すことがあった。そのせいかメディア関係者の中にはイチローを「ヨコヅナ」と呼ぶのもいたそうだ。取組を終えた支度部屋で、髪を結い直しながら取材に応じる横綱の姿を連想させるからだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭