大谷に1年目の壁 滑る球の“処方箋”は実戦マウンドにあり

公開日: 更新日:

 大谷がボールに「慣れる」には、具体的にどうすればいいのか。

「直球が抜ける原因は指がボールにしっかりとかかっていないためで、克服するには握りを変えるのはもちろん、リリースポイントをずらすなど、自分なりに工夫するしかありません。メジャー公認球の縫い目の高さを生かす握りを模索できれば、おそらく対応できるはずです。今後の目安は実戦で60球以上投げて直球が抜けないようになれば、不安なく開幕を迎えられるはずです」とは前出の武田氏だ。

■サイ・ヤング賞右腕にバット折られる洗礼

 その大谷は、14日(同15日)のインディアンス戦に「7番・DH」で出場し、2打数無安打1三振だった。

 相手先発のサイ・ヤング賞右腕コーリー・クルーバーから、三回の第1打席は死球で出塁。五回は簡単に追い込まれると、3球目の内角変化球にバットを折られて二飛に倒れた。

 試合前には先発が予定される16日(同17日)のロッキーズ戦に備え、ブルペンで約40球を投げ込んだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」