巨人投壊で3人がクビに…由伸監督辞任への“デッドライン”
「01年長嶋監督、03年原監督、05年堀内監督はいずれも辞任に追い込まれている。この時のチーム打率は01年.271、03年.262、04年.275、05年.260とまずまず。原・前監督は『野球は投手』といつも言っていたけど、いくら打っても投手が抑えられない年はV逸する。それだけでなく、ボロ負けのイメージになるため、指揮官のクビが飛ぶ可能性が高まります。原さんは1次政権2年目の03年に投手陣がボロボロになって契約途中で解任された。だから、06年に再び監督に就任した際、真っ先に投手陣を整備し、防御率を前年の4.80から3.65と大幅に改善させ、その後10年間の長期政権の礎にしたのです」
16日現在のチーム打率はリーグトップの・271。まだ15試合とはいえ、打高投低の数字は、前記の監督解任時と似通っている。5度目の「4点台」に終わるようなら、3年契約最終年の高橋由伸監督(43)も、ただでは済まないことは、3人の“先輩”たちが証明している。
16日、山口俊(30)は先発する17日のDeNA戦に向けて新潟で調整。「長いイニングを投げて(リリーフ陣の)負担を減らしたい」と腕まくりした。