全米“大谷フィーバー”の背景に米国人が共感する開拓者精神

公開日: 更新日:

■「ヤンキースよりオオタニ」

 メジャーで打って投げての活躍は何しろ、かのベーブ・ルース以来、約100年ぶり。物珍しさや新鮮さが、ファンの共感を呼んでいるというのだ。

「異国から来た若者が米国の環境や生活様式に慣れるだけでも大変なこと。そんな状況でも、大谷はキャンプから投手、野手双方の練習をこなしてきた。どちらか一方だけではなく、投打とも万全の調整で臨む大谷の姿勢には、多くのファンは尊敬のまなざしを送っていると思う。ファンが抱く大谷への尊敬の念は、実績のあるプホルスやトラウトと同等ではないでしょうか」(ヘルナンデス氏)

 いや、「大谷フィーバー」は、もはやロサンゼルスにとどまらない。米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)には「Ohtani Tracker(大谷を追跡)」という項目があるほど。ニューヨークでも「いまやヤンキースよりオオタニ」という声が上がるくらいなのだ。

■パワーベースボールを好む米国人

「大谷の特徴が米国人気質に合っている部分はあるでしょう」とは、スポーツライターの友成那智氏。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭