2000安打また足踏み 劣悪グラウンドにソフトB内川イライラ
8日の県営大宮球場は、気温10度の上に冷たい雨が降りしきる最悪のコンディション。そんな泥だらけのグラウンドで“泣いた”のがソフトバンクの内川(35)だ。
2000安打まで残り1本としながら、5日の試合を最後に足踏み。この日も5打数無安打と散々だった。
八回に先制点を叩き出したものの、ヒットではなく、西武の三塁・外崎が打球をはじくエラー。これには内川も「人間なんで、多少期待はしてたけど」と、悔しがることしきりだった。希代の安打製造機がボテボテの当たりで公式記録員の判断に期待するのだから、記録への重圧がそれだけ大きい証拠である。
打てない自分の不甲斐なさ、雨の地方球場でもわざわざ応援に来てくれた父親のこともあり、イライラが募ったのだろう。八回裏には泥だらけのグラウンドに腹を立て、審判に猛抗議をする場面もあった。