身内も公然と刃を 日大アメフト内田前監督は“袋のネズミ”
火に油を注いだのが日大アメフト部・内田正人監督(62)の言動にあるのは明白だ。
日大選手の悪質なタックルによって全治3週間のケガを負った関学大選手の父親が21日、大阪府警に被害届を出したことを明らかにした。
「内田監督の会見で真実を聞くことができなかった。加害者がなぜあそこまで追い込まれなければならなかったのか、あちらの監督の会見でひとこと言っていただきたかった」
こう話す父親は、日大の対応次第では告訴まで検討せざるを得ないと思い、被害届を提出したという。
内田監督は去る19日に兵庫県西宮市内で、負傷した選手や保護者らに謝罪。一連の問題の責任は自分にあると辞任を表明したものの、選手にラフプレーを指示したのかなど肝心な部分に関しては逃げまくり。「日大選手がどうしてあのようなプレーをしたのかの説明がなかったし、指示があったのかも話されなかったので釈然としない」と父親は怒り心頭だった。
内田監督は日大の常務理事。大学内の役職を退く可能性について「それは違う問題」と否定したが、内田監督の言動が大学のイメージを著しく低下させたのは事実。にもかかわらず学内の中枢に居座る傲慢さには誰もがあきれるし、それで良しとする大学も大学ではないか。