鈴木愛4オーバー発進 “別世界”の米コースでプレー振るわず
【全米女子オープン】
昨季の日本女子ツアー賞金女王の鈴木愛(24)はアイアンの距離感が合わず、得意のパットも決まらずホールアウトした時点で4オーバー、100位タイと大きく出遅れた。
今季は国内9戦3勝。3位以内5回と絶好調だが、4月のメジャー初戦、ANAインスピレーションは4日間で1度もアンダーパーを出せずに最下位。この日も1バーディー、5ボギーの76。左膝に痛みを抱えながらのプレーではあるが、距離が長く、洋芝のフェアウエーやアンジュレーションがきつい米国のグリーンは、常に優勝争いしている国内コースとは勝手が違う。風がなく、開幕前の大雨でグリーンにボールがよく止まる絶好のコンディションの中、思うようなプレーができず、プレー中は何度も不満顔を見せた。
「もうちょっとショットがよくなればスコアはまとまると思う。明日はいいゴルフをしたいと思う」(鈴木)
首位は5アンダーのA・ジュタヌガーン(タイ)他2名。鈴木以外の日本勢は、畑岡奈紗、葭葉ルミ2オーバー、上原彩子3オーバー、野村敏京、香妻琴乃、蛭田みな美4オーバー、高山佳小里、川岸史果8オーバーで初日を終えた。