著者のコラム一覧
河治良幸

1973年8月、東京都生まれ。青山学院大卒。サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」日本代表担当。近著に「サッカー観戦バイブル」(成美堂出版)。

ポーランド編<上>レバンドフスキを止めるのは至難のワザ

公開日: 更新日:

 ――レバンドフスキを徹底マークしつつ、サイドからのクロスを封じる必要があります。

「左MFグロシツキは前に前に突破していく力があり、右MFブワシュチコフスキはサイドで攻撃の起点になり、そこから切り崩してきます。セントラルMFのジエリンスキは、ゲームをつくれるアタッカーです」

 ――西野監督は「レバンドフスキを止めるイメージはできているか?」とメディアから質問されて「1対1で対峙しても難しい。人に対応するというよりも、ボールに対応して守る」と答えていました。

「レバンドフスキを止めるのは至難のワザ。彼にボールが入らないようにする――という狙いなのでしょう。ポーランドの試合展開自体は、シンプルで分かりやすい。日本は前線からプレスをかけるのか、引いてブロックをつくって守るのか、判断の難しいところですが、引き過ぎるとポーランドの武器である<アーリークロスからレバンドフスキのヘッド一発>が飛んでくる。彼をゴールから遠ざけるためにDFラインは、やはり高く設定すべきでしょう」


 ――レバンドフスキのマーカーは、吉田が担うのでしょうか?

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