長谷部誠も代表引退 将来は日本の指揮官でなくドイツGMか
本田圭佑(32=パチューカ)に続き、日本代表主将のMF長谷部誠(34=フランクフルト)も代表を去ることになった。
ベルギー戦から一夜明けた3日、自身のインスタグラムで代表からの引退を表明。その後、報道陣の前に姿を見せ、大会前から決意していたことを明かした上で、「覚悟を持って決断したことなので、今は本当にやり切ったという感覚」とすっきりした表情だった。
歴代5人の代表監督に主将を任されて8年。誰もが「生粋のチームリーダー」と口を揃えるキャプテンシーで日本代表を牽引してきた。長谷部の決断にDF吉田麻也(29=サウサンプトン)は、「日本では真面目な人間で通っていますけど、頑固で口うるさくて一緒に仕事をすると面倒くさいなと思うこともありましたけど……」と言いつつ言葉に詰まり、目からは大粒の涙。「あれだけチームのことを考えてプレーできる選手はいない。彼から学ぶことはいっぱいあった」と言って目を真っ赤にした。それだけ信頼されていたわけだ。
年齢を考えれば、そう遠くない時期に現役からも退く。当然、引退後は指導者に転身、将来の日本代表監督にという期待も大きくなるが、本人にはその気がないという。