後輩にも教えを請う ヤクルト坂口の覚悟とキャプテンシー

公開日: 更新日:

【好調要因】

 宮本ヘッドコーチが就任した秋から「鬼のキャンプ」が始動。春のキャンプも若手を中心にバットを振る量が激増し、16年目のべテランも若手と一緒になって振り込んだ。宮出打撃コーチは「振り込みで体のバランスやキレ、強さが増した。感覚的なものだけど、細かい足の動きやバットが出るタイミングのズレも減った」と解説する。

【18年ぶりの一塁】

 青木の復帰に伴い、外野手の“玉突き人事”が発生。春季キャンプから一塁に挑戦することになった。

「一塁は中学以来」(坂口)のため、急きょ、契約メーカー(ハタケヤマ社)からファーストミットを2つ取り寄せた。キャンプ中は市販のミットで練習し、開幕後はオーダーしたものを慣らして使った。

 一塁守備に関してはプライドを捨てている。

「やれと言われたところはどこでもやる。うまくなるためには、畠山さんとか荒木とか、後輩でも何でもファーストの経験者には分からないことをどんどん聞いている。全てゼロから学ばないといけない。プロでやったことがないんだから当たり前。外野とは景色が全然違う。一番難しいのは距離感ですね。外野とは根本的に違う。限られた時間の中で一球一球、数をこなすしかない」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差