新人で早くも5勝 オリ田嶋大樹は几帳面な典型的優等生
投手・21歳・1年目
【監督評と自己評価】
「デキはいいと思います。ただ、野手の方の援護もありますし、中継ぎと抑えの増井さんが抑えてくれているから、今があると思っています」
開幕ローテ入りを果たし、5勝(2敗)をマーク。新人王の最有力候補である田嶋はこう言う。
アマ球界ナンバーワン投手といわれた実力を発揮し、5勝のうちソフトバンク相手に3勝をマークしている。
福良監督は「意図して投げさせているわけではなく、(ローテ上)たまたまそうなっている。強力打線相手だけど、勝つことで自信をつけてくれれば」と話し、「ドラフト指名したときから即戦力と期待していた。その通りの活躍をしてくれている。よう頑張ってますよ」と目を細める。
それでも、本人はまだまだ物足りなさを感じているようだ。
「今は特別なことをやっているわけではありません。先発の役目を果たせるように、継続してやっていきたい。ウリですか? まだまだ自分の中でウリになるものはありません。すべてが平均的な投手だと思っています。とくにこれが優れているとは思っていないですし、思いたくない。そう思ってしまうと、それ以上伸びないと思うんです」