東京五輪に不安…新国立競技場の暑さ対策は“打ち水”の仰天
「風は吹いていたので、すぐに日射病になるような環境ではないと思います。ただ、完成しても、真夏の横浜スタジアムや甲子園球場と同じような気温になるのではないでしょうか」
さらに不安になるのが、都の掲げる暑さ対策だ。ナント! そのひとつが「打ち水」というのだ。
「大会期間中は国内外からたくさんの人が来ます。打ち水で気温を下げるというよりも、『涼を得るための江戸の知恵』として普及させたい。夏の風物詩として復活できれば良いなと考えています」(東京都環境局)
江戸時代と比べて現代の方が明らかに気温は高い。部屋の中にいるのに熱中症で死者まで出る過酷な状況なのに「打ち水」とは、「風鈴」を見て“涼をとる”発想と変わらないではないか。
観客もアスリートも命懸けの五輪になるに違いない。