サッカー日本代表 森保全権監督の前途多難とベンゲルの影
■トップのほかは全くの白紙状態
そもそも森保次期監督を支えるコーチらスタッフも正式には決まっておらず、これからドタバタ劇が想定される。
この日の会見で「(当面はA代表、U―21代表ともに)今のスタッフで臨む」と森保次期監督はコメントした。将来的には、現U―21代表スタッフの横内コーチ、松本フィジカルコーチのA代表昇格が噂されている。
「横内コーチ、松本フィジカルコーチ、あとA代表とU―21代表兼務の下田GKコーチは、森保次期監督がJ1広島を率いていたときのスタッフです。気心の知れた仲とはいえ、能力的にも国際経験的にも、A代表のコーチを任せるには荷が重過ぎる」(前出のマスコミ関係者)ともっぱらである。
「たとえば西野ジャパンの手倉森コーチは14年リオ五輪代表監督として本大会に出場。ザッケローニ、アギーレ、ハリルホジッチ日本代表のコーチを務め、森保ジャパンをサポートする人材としては適任なのですが、実はこの手倉森コーチは、ハリルホジッチ監督体制時代に『オレに代表監督をぜひやらせてほしい』とJFA田嶋会長に直訴するなど上昇志向が非常に強く、森保次期監督にとって<いつ寝首をかかれてもおかしくない>人物。近い将来、A代表のコーチを外れるでしょう」(放送関係者)