サッカー日本代表 森保全権監督の前途多難とベンゲルの影
森保次期監督には「母国開催の東京五輪でのメダル獲得」という重要なミッションが課せられているのは言うまでもないが、A代表の主力を担う海外組の現地視察なども重要な役目となる。しかし、五輪の仕事に忙殺され、どうしても「信頼の置けるスタッフ」に任せることになるだろう。
「就任会見では話題にならなかったが、英プレミア・アーセナル前監督のベンゲルを<欧州在住の日本代表テクニカルディレクター>という役職に付け、海外組の状態を見てもらったり、欧州各国との試合をマッチメークしてもらったり、そういう役回りをお願いしようとJFA田嶋会長は考えている」(前出の放送関係者)
ベンゲル前アーセナル監督は名古屋で指揮を執ったことがあり、日本に対する造詣も深い。
■目の上のタンコブになる恐れも…
一方で森保次期監督にしてみたら「試合で下手を打った場合、ベンゲル代表監督待望論が沸き起こり、自身の立場を危うくする」存在にほかならず、目の上のタンコブとして仕事に差しさわりが出てくるだろう。