一抹の不安も…“就任秒読み”森保新監督の武器は人の良さ

公開日: 更新日:

 東京五輪世代のU―21(21歳以下)日本代表監督の森保一・日本代表コーチ(49)の次期日本代表監督就任が決定的となり、26日の日本サッカー協会(JFA)理事会で正式に承認される運びとなっている。

 この森保次期監督について、ロシアW杯メンバーが“ヨイショ合戦”を繰り広げている。

 24日、東京都内のイベントに出席したDF長友佑都(31)が「あんなに心が温かく、優しい人はいない。大きな力を持っている方です」と持ち上げ、続けて「呼んでいただけるのなら東京五輪に出て貢献したい気持ちはあります」と熱烈アピール。23日に所属クラブのドイツに向けて離日したDF酒井高徳(27)も成田空港で「サッカーに熱く、真剣に向き合っている。人間的にも素晴らしい」とベタ褒めだ。

「サッカー界の誰に聞いても『あんなに裏表のない正直者はいない。アイツが人の悪口を言ってるところなんて聞いたことがない』という答えが返ってくる。年下のスタッフや選手に対しても腰が低く、会話は基本的に丁寧語です。J1広島の監督時代、全体練習の最後に監督スピーチで終わるが、いつも締めの言葉は『しっかりと休養を取って下さい。お疲れさまでした』だった。試合の前日には『明日に向けて良い準備をして下さい。お疲れさまでした』となる。試合に負けて悔しくても表情には一切出さず、穏やかな物言いで試合を振り返る。森保さんのモットーは<試合の勝ち負けに一喜一憂せず、常に平常心をもって対処する>というもの。某主力選手が『森保さんが感情的になったり、ブレたりすることは絶対にない。なので選手はサッカーだけに集中できる』と話していたが、あのメンタルの強さは、日本人指導者の中では出色といっていいでしょう」(地元関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…