Gメルセデスも3連勝 残り試合は崖っぷち助っ人がカギ握る
■「7月からが強い」
神宮では、ヤクルトのバレンティン(34)が広島戦の初回にリーグトップの26号3ランを放ち、勝利に貢献した。実績豊富な大砲助っ人も、年俸約3.3億円プラス出来高の1年契約。過去の怠慢プレーに加え、昨年は3度の退場処分を食らうなどの“素行”の問題もあり、退場させられた場合は球団から罰金が科される契約だという。
17年シーズンの契約にも、怠慢プレーを防ぐべく、出来高に併殺打の数や守備率の項目が含まれていたといわれるが、昨季は7月以降に23本塁打。今季も目下、打率.276、26本塁打、85打点の大当たりである。
中日は今季で2年契約が切れるビシエド(29)はもちろん、防御率と最多勝の2冠を走るガルシア(29=11勝5敗、防御率2・48)や、打率.302をマークするアルモンテ(29)ら、1年契約で年俸5000万円以下の助っ人たちが目の色を変えている。
それにひきかえ、複数年契約期間中の助っ人はサッパリだ。二軍暮らしが続く巨人ゲレーロ(19年までの2年8億円)がその筆頭格だが、パ・リーグでもソフトバンクのサファテ(21年までの3年20億円)、デスパイネ、バンデンハーク(ともに19年までの3年12億円)が揃ってケガや不調に陥り、これがそのままチームの苦戦につながっている。
シーズンは残り50試合前後、契約問題を抱える助っ人連中の働きがチームの結果を大きく左右する。