ドラ1候補社会人も“直メジャー”…日本球界はなぜ嫌われる

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 先駆者である田沢は主にリリーフとして10年間で約26億円を稼いでいる。とはいえ、プロ野球を経ず、いきなり米球界に挑戦するのはリスクも伴う。いわゆる「田沢ルール」の存在だ。日本のドラフトを拒否してメジャー挑戦した選手は、高校出身で3年間、大学・社会人出身で2年間、日本のプロ野球界でプレーできない。

 元マリナーズスカウトで、法大、PL学園などの監督を務めた山本泰氏が、「吉川、結城両選手の意気込みには賛同します。ただし、向こうは言葉も文化も違う。米国、中南米の選手とは体格も違う。成功は容易ではない。行くと決めた以上は、ダメなら日本に戻ろうと中途半端に考えるのではなく、二度と日本には帰ってこない、アメリカで結婚をして家を建て、親を呼ぶ、というくらいの覚悟をもってやってほしい」と話すのも当然だが、彼らは「田沢ルール」のような島国根性丸出しのいびつな決め事をつくった日本球界を嫌ったのではないか。

■ブランド力の低下

「日本プロ野球のブランド力低下が背景にある」とは、スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏。

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