2度目の週間MVPで監督太鼓判も…大谷「新人王」に5つの壁
「大谷が昨オフ、エンゼルスを選ぶ過程で7球団に絞って面談、さらに6球団をふるいにかけたことも、いまだにシコリとなっています」とはさる放送関係者だ。
「7球団にすら入らなかったヤンキースはもちろん、面談をしながら蹴飛ばされたドジャースやマリナーズなどは、本拠地に大谷を迎えるとスタンドのファンは激しいブーイングを浴びせる。中でもヤンキースをはじめとする東海岸のチームはファンもメディアも、大谷に対していい感情はもっていない。生存競争の激しい東海岸で勝負する度胸のないチキン野郎と言っている。そんな思いが記者投票に影響しないとも限らない」
記者投票のシステムの問題もある。新人王の記者投票は3人連記で行われる。15球団の担当記者30人(1都市2人)が1位から3位までの名前を記入、1位5点、2位3点、3位1点で、その合計点を争う。ヤンキースに候補者が2人いても票は割れるどころか、東海岸の記者は大谷を避けてヤンキース勢を1、2位にする可能性も出てくるのだ。
大谷が新人王を獲得しようと思ったら、残り試合でとにかく打ちまくる以外にない。