"珍判定"味方にできず…巨人ドローで今季「貯金なし」確定

公開日: 更新日:

 24日の阪神巨人戦で“珍判定”があった。

 0―0の七回無死二塁で巨人・阿部が強烈なライナーを放った。これを一塁手のナバーロが地面すれすれで捕球し、一塁の橘高塁審は「アウト」のジェスチャーとコール。二塁走者の岡本が飛び出したことで、ナバーロは二塁へ送球。これが悪送球となり、岡本は三塁へ進んだ。

 ここでアウトのはずの阿部がなぜか一塁に残り、審判団が協議。ナバーロの捕球「ショートバウンドだった」と判定が覆ったのだ。

 橘高塁審は「ファーストライナーでアウトのジェスチャーをしましたが、4主審判で協議の結果、ショートバウンドとしてノーアウト一、三塁で再開します」とマイクで説明。これに激怒したのは阪神・金本監督だ。ナバーロは塁審がノーバウンド捕球で「アウト」と判定したから一塁ベースを踏まず、併殺を狙って二塁に送球したのに、金本監督の抗議は実らず、判定は変わらなかった。

 一方の巨人としては、絶好のチャンスとなったが、岩貞に無得点に抑えられた。

 高橋由伸監督は「一番のチャンスはそこだったから、点を取りたかったけどね」とムッツリだ。結局、延長十二回の末0―0。広島に勝った4位DeNAに0.5ゲーム差に迫られた3位巨人は「貯金なし」が確定した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差