メジャー挑戦濃厚の西武菊池 パドレスかドジャース有力説

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 西武OBが続ける。

「菊池は繊細な性格。今年もフォームのバランスが崩れて左肩の不調にさいなまれるなど、アレコレとフォームを模索。コーチはもちろん、都内にあるかかりつけのジムでトレーニングやメンタルケアを受けていた。身近に相談できる人間がいるのは心強いはずです」

 菊池にとってやりやすい環境といえば、ドジャースも負けてはいない。現在は前田健太が所属するなど、以前からアジアの選手を積極的に獲得してきた。

 菊池本人もエースのカーショーのことを尊敬していて、投球フォームを参考にしているだけでなく、16年オフには実際にドジャースタジアムに足を運んで、その姿を目に焼き付けたほどだ。ロサンゼルス在住のスポーツライターが言う。

「ドジャースはそのカーショーが今オフ、オプトアウト(契約破棄)の権利を取得、野手のマチャドがFAとなるため、多くの補強資金が必要になる可能性がある。ただし、これとは別に、13年に入札制度で獲得した韓国人左腕の柳賢振との6年3600万ドル(約40億円)の契約が満了する。柳は能力が高い一方、15年に左肩の手術をするなどケガがち。今季も5月に故障し、復帰に3カ月を要した。6年間の『稼働率』は低く、ドジャースは放出するともっぱらです」

 もちろん、移籍先を選ぶ際には、契約条件も重要になる。今後、パドレスやドジャースを逆転する球団が出てくるのか。争奪戦の本番はこれからだ。

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