貴乃花が後援者を激怒させた 巡業部長時代の“居留守”事件
さらに、巡業中の力士の取組を最後まで見ず、一番最初に出るバスでさっさと会場を後にしたこともある。
「巡業中のバス移動でいえば、われわれの間で有名なのが白鵬の事件ですね。貴乃花はバス移動の際、いつも座る定位置がある。しかし、あるとき、それを知らない白鵬が貴乃花の席にデン! とふんぞり返っていた。それを見た貴乃花は激怒。ドライブインのトイレ休憩の際、白鵬がまだ戻っていないことを知りながら、運転手に『バスを出せ』と置き去りにしようとしたのは、そのときの意趣返しともっぱらです。日馬富士暴行事件で白鵬を目のカタキにしたのは、そうした伏線も無関係じゃありませんよ」(前出の親方)
■酒臭い息をプンプン
貴乃花は昨年の日馬富士暴行事件での対応を問題視され、理事を解任された。その後も本人は「巡業部長としての務めは果たしている」と胸を張り、「理事を解任される理由がない」とも話していた。が、実際は職務をほとんど果たしていないどころか、協会に損失を与え、自らトラブルを引き起こしていたのだ。
酒臭い息をプンプンさせて理事会に出席したことも、一度や二度ではない。さらに居眠りの常習犯。目を開けているかと思えば、議題に上がっているものとは全く別の資料を眺め、他の理事を呆れさせた。