竜監督人事は混沌…OB与田剛氏急浮上の裏に“星野イズム”

公開日: 更新日:

 中日の新監督人事が急展開を見せている。

 7日付のスポニチが、次期監督の最有力候補に前楽天二軍コーチで中日OBの与田剛氏(52)が浮上していると報じた。森繁和監督(63)は今季限りで退任し、編成部門のトップに就任するとみられる。

 監督人事の決定権を持つ白井文吾オーナー(90)は次期監督の名前を口にはしていないが、以前には「みんないろいろ言ってくる」と周囲からさまざまな意見が出ているとし、それ以前には親会社内に「候補者まで持ってくる人がいる」とも言っていた。

 そんな中で与田氏が急浮上した。「ボロボロになった救援陣の立て直しはもちろん、生え抜きOBであることも大きい」と、さる中日OBが続ける。

「森監督が就任した当初からの既定路線は、小笠原二軍監督の昇格です。一方で、中日は谷繁、森と外様監督が2代続いている。親会社内では以前から生え抜きOBの監督待望論があった。ローカル球団である中日には、生え抜きに対する支持層が多く、『おらがチーム』の意識が強い。今季は松坂大輔の加入によって一時的に観客動員が回復したものの、来季以降は不透明な部分もある。新聞の販売効果も得たい。その結果、与田氏を推す声が出たというのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…