“お家事情”でまだ不透明「矢野阪神」誕生に数々のハードル

公開日: 更新日:

「矢野でホンマに決まりか?」

 11日の金本知憲監督(50)の退任発表から一夜明け、阪神の話題は「次期監督」に移っている。

 坂井信也オーナー(70)の退任、「金本解任」への流れを作ったのは、親会社の阪神電鉄。揚塩球団社長は後任人事について「これからです」と言っているが、電鉄トップで新オーナーに就任する藤原崇起会長(66)は以前から後任候補を温めていたという。それが矢野燿大二軍監督(49)だ。

 15年オフ、金本監督就任に伴い一軍の作戦兼バッテリーコーチとして入閣。今年からは二軍監督を務め、チームをファーム日本一に導いた。

 金本続投を前提とした構想では、来季から一軍ヘッド兼バッテリーコーチになる予定だったという。二軍では「超積極的」をスローガンに掲げ、チーム163盗塁を記録。若手が伸び悩む事情も把握している。金本路線を継承するなら適役とはいえ、「矢野阪神」誕生は一筋縄にはいかない、と見る関係者は少なくない。

 矢野二軍監督本人が抱える問題がそのひとつだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇