DeNAがオリ西を調査 不利な金銭闘争に“元女房”の切り札が
「計画的トレード」という話もある。
今年5月に国内FA権を取得したオリックスの西勇輝(27)。メジャー志向のある右腕はポスティングを利用しての大リーグ挑戦も検討しているというが、国内移籍となれば争奪戦が必至だ。
手を挙げることが予想されるのはソフトバンク、阪神、DeNAなど。
マネーゲームとなればDeNAは不利だが、今回は簡単に引き下がれない事情がある。昨季11勝を挙げた今永や2年連続開幕投手を務めた石田が、今季は2人揃って不調の大誤算。来季の先発陣が不安視されているのだ。
FA補強では辛酸をなめてきたDeNAにも有利な“切り札”がある。今年7月にトレードで獲得した伊藤光(29)だ。
2011年からバッテリーを組んだ西を2ケタ勝利に導き、翌12年には2人でノーヒットノーランを達成。伊藤に対する西の信頼は絶大で、伊藤がトレードされた際はブログで「失敗したときは一緒に監督室とかに呼ばれて、僕の責任も全てかばってくれて、尚且つ、次のピッチングに影響ないようにフォローも完璧」とつづっていた。