ソフトバンクにKO負けの一因? 西武菊池の代理人選び難航

公開日: 更新日:

 ある代理人事務所の関係者が言う。

「現在はまだマネジメント事務所が代理人を選定中のようです。今オフから改定されたポスティングシステムは入札金額がいくらとは決まっていない。菊池を欲しいという各球団と交渉し、実際に決まった契約総額の15~20%が西武への譲渡金となる。つまり、代理人は西武への譲渡金も加味した上で、これまで海を渡った選手に負けない高額契約を結ぶ必要がある。まさに代理人の腕の見せどころだけに、選定も慎重になる。かといって、敏腕でも悪名高いスコット・ボラスのような代理人だと、『とんでもない契約を結ばされるかもしれない』とメジャー球団に警戒され、交渉自体を拒否されかねない。このあたりは菊池も無関心ではいられないでしょう」

 菊池の契約次第では、西武のフトコロに入ってくる額も変わってくる。従来の入札システムの上限に相当する20億円を球団が手にするには、総額100億円の巨額契約が最低ラインとなる。KO負けした左腕の悩みがこっちにあったとすれば、西武も一概に責められない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動