ソフトバンクにKO負けの一因? 西武菊池の代理人選び難航
ある代理人事務所の関係者が言う。
「現在はまだマネジメント事務所が代理人を選定中のようです。今オフから改定されたポスティングシステムは入札金額がいくらとは決まっていない。菊池を欲しいという各球団と交渉し、実際に決まった契約総額の15~20%が西武への譲渡金となる。つまり、代理人は西武への譲渡金も加味した上で、これまで海を渡った選手に負けない高額契約を結ぶ必要がある。まさに代理人の腕の見せどころだけに、選定も慎重になる。かといって、敏腕でも悪名高いスコット・ボラスのような代理人だと、『とんでもない契約を結ばされるかもしれない』とメジャー球団に警戒され、交渉自体を拒否されかねない。このあたりは菊池も無関心ではいられないでしょう」
菊池の契約次第では、西武のフトコロに入ってくる額も変わってくる。従来の入札システムの上限に相当する20億円を球団が手にするには、総額100億円の巨額契約が最低ラインとなる。KO負けした左腕の悩みがこっちにあったとすれば、西武も一概に責められない。