代打要員にオリ中島まで…原巨人はやっぱり補強ファースト
「巨人の現メンバーでは『右の代打』が手薄なことを原監督は不安視している。西武にいた頃から中島は好きな選手。監督として侍ジャパンを率いて世界一になった2009年のWBCでは、正遊撃手として2番で起用するなど能力を買っている。その後、メジャーへ移籍する際には、中島が原監督に報告の連絡を入れる関係です。14年オフに中島が日本球界復帰を決断した時は、第2次政権中だった原巨人が受け入れ先として手を挙げている。原監督は右の代打要員として白羽の矢を立てるつもりです」(前出の関係者)
宮国を解体するなど、一見、現有戦力の底上げに着手し始めた。が、根尾を抽選で外すなど散々だったドラフトの失敗は結局、得意の補強で補う算段なのだ。
原監督は過去12年間の監督生活で12人のFA選手を獲得。08年オフにはヤクルトから主砲のラミレスとエースのグライシンガー、横浜から抑えのクルーンを一気に“強奪”したこともあった。指揮官はこの間、リーグ優勝7回、日本一3回の実績を誇るが、名将・野村克也氏に言わせれば、それも「原の実績はフロントの手柄。補強をしてくれた」ということになる。
原監督の「現有戦力」うんぬんを信じてはいけない。