誤球の松山に「お粗末の極み」と厳し声 手抜きの指摘も
【ダンロップフェニックス】
2週連続で日本ツアー出場の松山英樹(26)は、初日1オーバー56位タイと出遅れた。松山にとって大事なスポンサー大会であり、4年前は通算15アンダーで優勝して実績も十分。関係者の多くは好スタートを切って、試合を盛り上げてもらいたいと願ったが、期待に応えられなかった。
イン発進のこの日は、14番パー4で誤球のルール違反を犯し、ダブルボギーをたたいた。
ティーショットは同組の飛ばし屋、星野陸也(22)と同じ左方向に飛んでいき、2人のボールは左ラフに2メートル離れてタテに並んだ。松山は星野よりも飛ばないと思い込み、さして深いラフではなくボールもよく見えたが、確認を怠った。そして手前のボールを先に打って、グリーン上で誤球に気付いた。松山だけでなく星野も2罰打を受けた。
「(誤球は)人生初めて。本当に不注意です。(星野に)申し訳ないという気持ちですね」(松山)
松山と星野は同じメーカーのボールを使用。2人ともパッティングのガイドになる黒い線を引いていた。だが、スタート前に使用ボールを互いに確認するのは誤球防止のために常識であり、その確認をきちんと行ったか疑わしい。