米ツアーが日本初開催 低迷する国内ゴルフ起爆剤になるか

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 出場人数は78人、試合は予選カットなしで行われる。選手内訳は米ツアーポイントランクから60人、日本ツアーメンバー7人、ブリヂストンオープン上位3人、スポンサー推薦8人。米ツアーとの共催とはいえ、日本人枠は少ない。

 青木功JGTO会長は、「世界を目指す人のチャンスができてうれしく思う。選手のモチベーションも上がり、ゴルフ界が盛り上がってくると思う」と語ったが、本当にそうか?

「10月開催なら、米ツアーはプレーオフが終わって新シーズンに入ったばかり。なのでビッグネームはオフに入って出場しないかもしれない」と評論家の宮崎紘一氏がこう続ける。

「それに主催はあくまで米PGAツアーですから、コース設定も本場の仕様になる。日本ツアーと違うタフなセッティングになれば、不慣れな日本人プロはスコアメークに苦しむでしょう。そしてビッグネームが不在でも、フェデックスポイントを早く稼ぎたい米ツアープロが目の色を変えて戦う。予選カットがなく4日間もプレーすれば、米ツアープロと日本人プロの実力差が広がって、日本ツアーのレベルの低さをさらけ出すことになる」

 米ツアーの白熱したプレーを目の当たりにしたら、日本ツアーの不人気を加速させることになりかねない。起爆剤どころか、男子ツアー消滅の時限爆弾になるかもしれない。

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