賞金王にこだわる今平周吾に「世界ランク意識を」の指摘
【ダンロップフェニックス】
あっけない幕切れだった。最終組から2組前の市原弘大(36)がベストスコア63をマークして通算15アンダーで上がり、クラブハウスリーダー。
初優勝に挑んだ単独首位発進の堀川未来夢(25)も同スコアで並び最終18番パー5を迎えた。ここは2オンも可能で、平均スコア4.656とやさしく、ボギーを叩いたのは61選手中たった4人だけ。もちろんダブルボギー以上はゼロ。しかし、堀川は3打目でピンに近い右バンカーにつかまり、寄らず入らずのボギー。最後は盛り上がりに欠け、市原に今季2勝目が転がりこんだ。
賞金レース首位に立つ2打差2位発進の今平周吾(26)も冴えなかった。
最終日はスコアを1つ伸ばしただけで8位タイに終わった。
「あと2戦あり、そこで優勝したい。賞金王を意識しており、なりたいというのはありますね」(今平)と語ったが、海外ゴルフ事情に詳しいゴルフライターの吉川英三郎氏は、「もっと世界ランクを上げる意識を持つべきだ」とこう続ける。