JOC竹田会長の「政治五輪」象徴コントにバッハ会長が苦言
世界から笑いものにされた。
3日、国際オリンピック委員会(IOC)と東京五輪組織委員会の調整会議が都内で始まった。ここでは暑さ対策が課題となる競技の実施時間変更について協議。機械オンチや読み間違いで話題の桜田五輪相も出席したが、手持ちの原稿を「ノーミス」で読み切った。
この調整会議から遡ること5日、11月28日に都内で開催された各国オリンピック委員会連合(ANOC)総会で世界中の失笑を買う者がいた。
同総会の日本開催は初。世界206カ国、約1400人の委員が集結した中で冒頭、安倍首相の挨拶が終わり、アハマド会長から「続いて、JOC竹田会長のスピーチです」と紹介されたが、周囲から「彼は出て行った」という合図が。「ミスター竹田はプレジデント(安倍)と一緒に会場を出て行ってしまったようです」とアハマド会長が説明すると、会場はクスクス笑いに包まれた。竹田会長は自分のスピーチが控えているにもかかわらず、安倍首相の降壇先で待ち構え、“お見送り”のため一度場内を去っていたのだ。